ym-projct | 基本設計 |
敷地形状を活かした空間構成 那覇市首里の高台に位置し、南側に那覇の町を望むことのできる傾斜地に建つ住宅。 敷地は南側が約4m下がった段状となっているので、アプローチを2階からおこなう。南側にはデッキを設け、1階、2階共、眺望を確保し、広がりを感じる計画とする。 |
模型写真1
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シックでモダンな赤瓦屋根の住宅 ・2階アプローチとする事で、1階は地下レベル となるので、理想の赤瓦屋根の形状である平屋 のプロポーションに見立てることができる。 ・美しいプロポーションを持たせるために軒を低 く、深くし、屋根を強調する。 ・地上部分は、コンクリート打放し、琉球石灰岩、 ガラスを使用し、シックでモダンなたたずまい とする。 |
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断面の検討
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模型写真2
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採光・通風 ・南寄りの風を建物に取り込めるように、南側の開口は出来る限り大きく設ける。 ・通風経路を確保するため、吹抜けとドライエリアを設ける。 |
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夏休みの工作 |
小五の夏、自分の家の模型を作る。 |
施主の依頼を受けて基本設計が固まると、建物の外観やボリュームを把握してもらうために模型を作ります。それを見た小五の息子さんが興味津々。そして私たちは「夏休みの工作に家の模型を作りたい」をお手伝いすることにしました。結局三兄弟がそれぞれ工作をするということになり、長男は1/50模型を製作、次男は既成の1/50模型を色塗りし、三男は既成の1/100模型の色塗りということになりました。 |
作業はそれぞれの個性がそのまま現れて見ていて飽きません。お父さんもカッターを手に取り、家族の男が作業、母はそれを見守る構図。これから建つ新しい家にみんなわくわくしている様子が設計者冥利に尽きます。部材を切り出すところでタイムアップとなり組み立てはお持ち帰りということになりました。完成写真が送られてくるのが待ち遠しいです。ここにアップされるかは出来次第?お楽しみに。 |
実施設計 |
計画再開。 |
とある事情で作業はストップしていましたが、あれから約3年後に計画を再開。3年の間に子どもたちはだいぶお兄さんになりました。また、建築を取り巻く世間の状況も変化し工事金額や構造計算についての見直しも必要です。凝り固まった筋肉をほぐすように、施主と設計二人三脚で丁寧におさらいして、結果的にはプランの大きな変更はなく実施設計に取りかかりました。 同時に構造計算もスタートさせ、設計との整合性を取りつつ図面作業を進めます。他には土砂災害の危険地域の確認、埋蔵文化財の確認、地区計画の届け出、建築確認申請など建物を建てるための諸々の業務を処理。 |
そしていつものように丁寧に、時間をかけてしっかりと、細部まで検討確認して実施図面の完成です。 |
現場状況 |
2月初旬 地鎮祭・地盤工事 地盤に関するエトセトラありまして、地鎮祭から約3ヶ月でようやくここまで辿り着きました。 |
2月末 基礎工事 まずはここから。ていねいに。 |
3月末 1階部分 職人さんの人数、バイプレータの数、申し分無し。外壁は打放し仕上げなので慎重に。 |
4月末 2階部分 打込みの片持ち階段を設置。すっきり凛とした表情の階段になることでしょう。出来上がりが楽しみです。 |
5月末 棟上げ 現場のチームワークもばっちりです。施主よりヤギ汁やBBQも振る舞われました。みんなで舌鼓を打つpompom。ご馳走様でした。 |
8月末 内装工事 建具が取付けられて床張り金物取付け家具搬入などなど、現場は徐々に賑やかに。 |
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