TKN-Project | 基本設計 |
老朽化したご実家の建替えを機に、母と子世帯が暮らすコンパクトな住宅の計画。敷地は読谷村の静かな住宅地に位置し、2階まで上がれば海が望めるロケーション。 |
「コートハウスが好み」「家の中に滑り台がほしい」というのが最初の要望で、わくわくなプロジェクトがスタートしました。プランを進めるうちに滑り台の案はフェードアウトしていきましたが別のアプローチで楽しい住宅を目指します。 |
いくつかのプランと睨めっこしながら、理想と現実の間でたくさん悩んで慎重に取捨選択を重ねていきます。私たちは数ある選択肢の中でもベストな答えを出してもらうための資料を準備。もちろん、どの選択肢がピックアップされても良い建築になるように仕込みます。 |
最終的にはプレイコート+LDKを中心に寝室、和室、水廻りなどの諸室を配置したコートハウスに収束。取り付く諸室はそれぞれ性格の異なるコートを挟み込み、外の空気の移り変わりをそれぞれの切り口であらゆる方向から感じることができます。2階とのつながりは大きな吹抜けを通して。ビューテラスへ出れば海、水平線、雲、空の広がりを望めます。 |
建築基準法43条1項ただし書き許可申請 |
本来ならばここで実施設計の作業に入るのですが、今回は越えなければならないハードルが一つ。 敷地が接している道が建築基準法上の「道路」に該当しないことが判明、特別に「道路」として許可してもらう手続きを取る必要が。それが表題の申請で、下の写真がその「通路」。 |
半年余り経ち建築審査会が開かれ、ようやく許可が下りて計画再開です。役所と調整したり近隣住民から同意書を頂いたり、いろいろと勉強になりました。 |
実施設計 |
これまでの打合せの内容がしっかりとカタチになるように、詳細な図面を描いていきます。また電気や機械などの設備機器もこの段階で選択。ここでの丁寧な仕事が、現場のスムーズな進行へとつながります。実施図面がすべて揃ったらいよいよ施工業者に見積りを依頼します。 |
現場状況 |
09/05/23 既存住宅の解体、地鎮祭 安全第一。 |
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09/06/09 遣り方、杭工事、基礎打設 岩場ではあるが風化してるとのことで鋼管杭工事。それから基礎配筋、検査、打設です。 |
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09/07/09 1階壁、2階床スラブコンクリート打設 型枠、配筋、設備しっかりチェックして、いざ打設。 |
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09/08/26 躯体のチェック、サッシ建て付け、外壁塗装、内部造作など 要所で検査を実施し設計監理を行いながら工事は順調に進みます。 |
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09/10/21 内部塗装、天井材の吹付け、軒下でのお弁当タイム、などなど。 職人さんたちは心地よい居場所を探すのが得意。 |
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09/11/11 内部の仕上げ、家具の製作搬入、などなど。 製品チェックで家具の工場もお邪魔させて頂きました。工作魂が小躍りする素敵な空間。 |
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09/12/05 外構工事、植栽工事、などなど。 最後のコンクリート打設を見守る。植栽も植込まれてもうすぐ竣工です。 |
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09/12/12 完成見学会の開催 お施主さんのご厚意で見学会を開催致します。詳しくはこちら |
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10/01/13 竣工写真をアップしました。こちらへどうぞ |